Quantum Universe

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『入門 現代の量子力学 -量子情報・量子測定を中心として-』

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講談社サイエンティフィクから拙書『入門 現代の量子力学 -量子情報・量子測定を中心として-』が出版されました。目次は下記のようになっております。

【目次】
第1章 隠れた変数の理論と量子力学
第2章 二準位系の量子力学
第3章 多準位系の量子力学
第4章 合成系の量子状態
第5章 物理量の相関と量子もつれ
第6章 量子操作および時間発展
第7章 量子測定
第8章 一次元空間の粒子の量子力学
第9章 量子調和振動子
第10章 磁場中の荷電粒子
第11章 粒子の量子的挙動
第12章 空間回転と角運動量演算子
第13章 三次元球対称ポテンシャル問題
第14章 量子情報物理学
第15章 なぜ自然は「量子力学」を選んだのだろうか
付録

大変ご好評を頂いているようで、著者としては有難いかぎりです。なおいくつか誤植や脱字が見つかりました。以下に2021年7月31日現在の正誤表を張らせて頂きます。(ご報告頂きました皆様、感謝申し上げます。)

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 拡大するには、正誤表上でクリックをしてください。この教科書はtwitter上での物理学アウトリーチから発展して、出版されたものです。この意味で、ネットで繋がった多くの方々のご協力のもとに生まれてきた教科書であるとも言えます。もし皆様のご協力で誤字脱字等がまた見つかりましたら、ご連絡頂けますと大変有難く存じます。正誤表は随時更新して参ります。また運よく、この教科書の刷りが増すときには、その段階で原稿に取り込める誤字脱字の修正や、より分かりやすい表現への変更なども行いたいと思います。この生まれたばかりの教科書を皆さまとともに育成させて頂ければと願っております。よろしくお願い申し上げます。

 

追記(2021/8/2):新たな下記の誤植が見つかりました。

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 P137脚注97 (2021/8/19追記)

「露箱」→「霧箱

P182 (12.20)式

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追記: 2021年9月14日誤植訂正追加分

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追記(2021/9/20):

P134 下から5行目

「大きな正実数として」→「大きな正整数として」

P151 上から9行目

「するそれぞれの調和振動子の」→「それぞれの調和振動子の」

P191下から6行目

「非負の正数値の」→「非負の整数値の」

追記(2021/9/22):

P269下から6行目の積分の範囲を修正。

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追記(2021/10/7):

P42 第3章4.3節脚注38

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追記(2021/11/1):

P75 下から3行目 「対数ネガティビテイ」→「対数ネガティビティ」

 

追記(2021/11/5):

P171 (11.35)式右辺

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P196(12.83)式から下に2行目

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追記(2021/11/7):P32上から14行目

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P32上から15行目

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追記(2021/12/22):P153 (10.11)式

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補足:紙面が限られているため、保存量の超選択則がある場合は割愛されていますが、第3章の物理量測定の話は、様々な超選択則がある合成量子系の場合でも、合成系に対してその全保存数量の値が共通している状態ベクトルが張る状態空間を考えれば、同じように適用できます。この状態空間に作用する任意のエルミート行列は、第3章3.3節の方法で観測可能な物理量に対応します。

 

追記(2022/1/5)

P251(C5)式

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追記(2022/1/22)

P90上から4行目

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P90 (6.37)式

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P114(7.43)式

f:id:MHotta:20220122182708p:plainP114(7.44)式

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追記(2022/1/23)

P112 上から12行目

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追記(2022/1/24)

P118 (8.9)式

f:id:MHotta:20220124163108p:plainP118 (8.10)式

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P119 (8.11)式

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追記(2022/1/28)

P136 上から7行目

f:id:MHotta:20220128181151p:plainP136 下から10行目

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追記(2022/5/1)

P157 上から9行目

追記(2022/6/24)

P170 上から5行目

追記(2022/7/1)

P176 問3解答

(B65)式→(11.53)式、(B52)式→(11.54)式、(B53)式→(11.55)式

 

追記(2022/7/8)

P187 上から5行目

(12.43)式の上1行目

「(12.35)式のベクトルと直交する」→「(12.42)式のベクトルと直交する」

 

追記(2022/7/13)

P203 上から7行目

 

追記(2022/7/20)

P261 (F.12)式と P262 (F.13)式

追記(2022/7/24)

P247 上から2行目

「同様にi列目の余因子展開を考えれば」→「同様にi行目の余因子展開を考えれば」

 

追記(2022/8/12)

 

P80 上から6行目

「で与えらえる」→「で与えられる」

 

電子版 第1章1.2.1 上から3行目

 

追記(2022/8/13)

 

第3章に関する補足を下記に書きました。

 

『入門現代の量子力学』補足 - Quantum Universe (hatenablog.com)



 

追記(2022/9/23)

P180 (12.13)式

 

P181 (12.15)式

 

追記(2022/9/29)

P115 上から9行目

「これと(7.50)式を(7.49)式の右辺に使えば、(7.29)式が得られる。」

この導出の説明は間違いで、(7.27)式の導出と同様の方法でAの誤差とBの誤差についての三角不等式を適用することで導かれます。なおお詳しい導出はEMANさんの参考書『堀田量子ガイド』(堀田量子ガイド|EMAN|note)の『小澤不等式の導出』(小澤不等式の導出|EMAN|note)に出ています。

 

追記(2022/12/1)

P143 下から3行目

追記(2022/12/3)

P156 註105

追記(2022/12/9)

P157 (10.26)式とP158 '(10.28)式